関さんの『恥知らずのパープルヘイズ』(上遠野浩平・荒木飛呂彦/集英社)についてのお話、2回目です。
川 「関さんて、漫画うまいですよね」
関 「一番理想だったのは、絵を描いてお金がもらえたらよかったんですよ。
でも、そういうわけにいかなかったので。
それに近い仕事をしているうちに辿り着いたのが、漫画を扱うデザイナー」
川 「ああ〜」
川 「ああ〜」
関 「なので、ラフも切れるんですよ。
こんな感じでっていう絵が描けるので、
イメージのキャッチボールがしやすいんです」
清 「じゃあ、カバーを描き下ろしてもらうときも
場合によっては関さんが描いたりするの?」
関 「先にこっちでボールを投げちゃうんです」
オ 「こんな感じの絵を描いてっていうのを描いちゃうんですね?」
清 「ああ〜。今、おもしろい話してんなあ(笑)」
川 (笑)
オ 「あ!これ!ラフですか?」
清 「この『パープルヘイズ』の!?」
川 「これは見たい!」
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関 「ここまで、パン!て出しちゃうんです」
川 「焼き上がってるじゃないですか(笑)」
関 「とにかく荒木飛呂彦さんがお忙しい方なので、カラーはやめようと。
基本的に銀色の本にしたい、ということをお話しして。
この表紙のキャラクターはフーゴが放つ、
パープルヘイズというスタンドなんですけど、
(『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画の設定)
パープルヘイズは鎧を着てるようなキャラクターだったので外側を鎧にしようと」
川 「なるほど」
関 「できればメタリックな感じで行こうと。
そして、パープルなんで、内側はもう紫で行こうと」
オ 「おお!鮮やか!」
関 「ということで、三方吹き付けから、見返しから、すべて紫にしたんです。
中は紫。それを包む、この鋼の本。
鉄板みたいな本が、本屋さんにガン!って置いてあったらおもしろいかな、
っていうところから始まった本ですね」
オ 「なるほど」
関 「今回はスタンドであるパープルヘイズの名前がタイトルに入っているので
カバーはパープルヘイズがメインのイラスト。
本来はスタンドなんで逆なんですよね。
この内側のフーゴが前に来るはずなんです。
でも、敢えて。
タイトルのパープルヘイズに合わせて、スタンドが前に。
で、中は逆にしましょう、ということで、本人が中」
川 「逆から決まっていったんだ」
関 「表と中が違うんですよね。
ということで、それぞれ描いてもらえるか、打診してもらって。
でも、荒木さんのほうから、おもしろいものが出るようであれば、
こちらからも返して、キャッチボールしましょう、ということだったんですけど、
『これでいいじゃない』ということになって」
川・清「ああ〜」
関 「『描きますよ』と言って下さって。
『2点描けばいいんですね?』ってすぐにわかっていただけたんです」
川・清「なるほど〜」
オ 「川名さんや清水さんは、イラストレーターさんにイラストをお願いする際、
どこまでのラフを描かれるんですか?」
川 「人によるけど...。だいたい描いちゃうかな」
清 「オレも、もう人によるね。
絵の精度は別にしろ、指示するときもあるし、まかせちゃうときもあるかな」