2011年12月26日月曜日

何をもってして完成とするか

※以下 川名さん=川、清水さん=清、関さん=関、オザワ=オ


オ「これ、すごく聞きたかったんですけど。
  みなさんの仕事の『落としどころ』。
  デザインとか、やり出すとキリがないじゃないですか。
  どこで『もうこれでいい』って決められますか?」

川・関「ああ」

清「それはイラストも一緒じゃない」
  ※編集人オザワはイラストレーターでもあります

オ「そうなんです、そうなんです。
  だから、聞いてみたかったんです」

川「タイムリミットですね」(即答)

清・関「ああ〜」

オ「なるほど」

清「基本はそこですよ」

関「そうですね」

清「相手によって延ばせるときは延ばしてね。
  でも、まあ、スパンスパンと決まるときもあるし。
  あとは自分が納得する、ってことだよね」



「これは次々とお仕事がやってくる、今まさに活躍されている方々故の話だなあ」
と思うのと同時に、
「このお三方でさえも、いつも自分を納得させることができているわけではないんだなあ
とも思いました。


わたしは自分の作ったものに「OK」を出すというのは、
なかなか難しいことだと感じています。

デザインもイラストも感覚的なもので、
自分の中の測定器でしか「よし悪し」を量れないこの不可解なものを、
こうした第一線で活躍される方達でさえ、
いつもいつも操り切れているわけではないのだ、と励まされた気がしました。



さて、次回からいよいよ本誌に掲載できなかった分の
それぞれ皆さんの本の解説が始まりますよ。
お楽しみに。




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