オ「これ、すごく聞きたかったんですけど。
みなさんの仕事の『落としどころ』。
デザインとか、やり出すとキリがないじゃないですか。
どこで『もうこれでいい』って決められますか?」
川・関「ああ」
清「それはイラストも一緒じゃない」
※編集人オザワはイラストレーターでもあります
オ「そうなんです、そうなんです。
だから、聞いてみたかったんです」
川「タイムリミットですね」(即答)
清・関「ああ〜」
オ「なるほど」
清「基本はそこですよ」
関「そうですね」
清「相手によって延ばせるときは延ばしてね。
でも、まあ、スパンスパンと決まるときもあるし。
あとは自分が納得する、ってことだよね」
「これは次々とお仕事がやってくる、今まさに活躍されている方々故の話だなあ」
と思うのと同時に、
「このお三方でさえも、いつも自分を納得させることができているわけではないんだなあ」
とも思いました。
わたしは自分の作ったものに「OK」を出すというのは、
なかなか難しいことだと感じています。
デザインもイラストも感覚的なもので、
自分の中の測定器でしか「よし悪し」を量れないこの不可解なものを、
こうした第一線で活躍される方達でさえ、
いつもいつも操り切れているわけではないのだ、と励まされた気がしました。
さて、次回からいよいよ本誌に掲載できなかった分の
それぞれ皆さんの本の解説が始まりますよ。
お楽しみに。
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